異形棒鋼相場情報 2007年11月13日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ  76,500
D13ミリ  74,500
D16〜D25ミリ  73,500
SD345  D19〜D25ミリ  75,500
D29〜D32ミリ  76,500
SD390  D16〜D25ミリ  78,500
D29〜D32ミリ  79,500

尚、貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は強含み横ばいで推移しています。
地区電炉メーカーは10月契約分より販売価格を3,000円引き上げ7万3,000円にしました。しかし、改正建築基準法施行によって建築物件の着工が滞り新規の商談が少なくなっており、そのためなかなか価格転嫁が進まない状況です。
市場では先行きの需要回復、鉄スクラップ、副資材高等によるメーカーの製造コストの上昇を織り込み、流通業者間に安売りはみられず「この先需要は出てくる。あわてて売る必要はない」といたずらに量を追う姿勢はありません。
製鋼主原料の鉄スクラップは足元やや軟調ですが、例年値段が上昇する傾向の冬場を迎えることもあって先高の見通しは変わりません。足元のメーカー出荷平均価格はプロジェクトの長期契約分もあるため6万5,000円前後で受注残は、4ヵ月分程度とか。現状はスクラップ価格が少し下がったことで一息ついた格好ですが、副資材等の高騰を考えるとさらに販売価格を引き上げる可能性が強く、年末に向けて市況は強基調で推移すると思われます。