異形棒鋼相場情報 2018年3月16日



規格 サイズ トン単価(円)
SD295A D10ミリ 78,000
D13ミリ 76,000
D16〜D25ミリ 74,000
SD345  D19〜D25ミリ 76,000
D29〜D32ミリ 77,000
SD390  D16〜D25ミリ 79,000
D29〜D32ミリ 80,000

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相場基調

関東地区の異形棒鋼市況はSD295A D16ベースが7万4千円と高値圏で推移しています。
関東地区の鉄スクラップ業者で構成する関東鉄源協同組合が3月9日に鉄スクラップ輸出入札を実施しました。船積み期限は4月30日迄で平均落札価格はトン3万7520円となりました。前回(2月9日実施)比で2770円高となり8カ月連続で3万円を超え、18年1月契約落札価格(3万7389円)とほぼ同水準になりました。落札数量は合計2万トン。今回の平均落札価格は関東地区電炉メーカーの炉前購入価格(3万7000円)を上回っており、また輸出先行高が続いていることから国内鉄スクラップ市況を引き上げる要因になり、その後各メーカーは購入価格を引き上げています。
また、新年度以降、電極や耐火物、合金鉄等の副資材の上昇がさらに見込まれ、また輸送費の高騰を背景に電炉メーカーは苦境に立たされております。
関東地区の電炉メーカーは新年度から再生産可能ラインとして求める。メタルスプレット(原料購入価格と製品販売価格の差)を4万円確保とし、新年度の販売価格SD295A D16ミリを7万5千円と表明し一つ一つの取引きで価格重視の販売姿勢をとっています。
こうした状況から関東地区の異形棒鋼市況は高昇機運の高まりとともに先高感がでています。製鋼主原料鉄スクラップそして副資材及び輸送費等の動向。そしてメーカー各社の販価対応が注視されます。
今後の積算等、くれぐれもご注意下さい。